田七人参と高麗人参の違い

田七人参と高麗人参の違い

高麗人蔘は気に対して作用し、田七人参は血に対して作用する。
ニンジンは気を補い、三七は血を補う。

 

中医学の言葉

「気」とは、元気、気力、気合などの気で、目に見えない生命エネルギーを指します。

 

「血」と「水」は、からだを潤し、栄養を与えて支える体液のこと。 赤い色をしたものが「血」であり、血液と同じと考えていいでしょう。無色の体液は「水」で、血液以外の体液はほぼすべて「水」に含まれます。

 

「気」の異常には、気が不足する「気虚」、気の流れが滞る「気滞(気鬱)」、気が逆流する「気逆」があります。

 

気虚に陥ると、だるい、気力がない、 疲れやすい、声・眼に力がない、風邪をひきやすいなどの症状が現れます。

 

気滞(気鬱)の場合は抑うつやのどのつかえ感、胸の詰まった感じ、 おなかが張るといった状態になります。

 

気逆では、冷えのぼせや発作性の頭痛、動悸のほか、驚きやすいといった症状も見られます。

 

「血」の異常には、血が不足する「血虚」と、血の循環が滞る「お血(おけつ)」があります。血虚になると、顔色が悪い、皮膚の乾燥や荒れ、頭髪が抜けやすい、 眼精疲労、こむら返りなどの症状が現れます。「?血」は女性には非常に多いもので、口の乾き、色素沈着、眼の周りのクマ、月経不順、腰痛、不眠、 不安などが主な症状です。

 

「水」の異常は水の流れが滞る「水滞(水毒)」で、からだの一部もしくは全体がむくむ、尿量が少ない、拍動性の頭痛、頭重感、胃からぽちゃぽちゃ音がする、 気圧や天候に作用されるめまい・耳鳴りなどに悩まされます。

 

田七人参と高麗人参の成分は同じものがありますが、田七人参にしかない成分があります。
サポニンも田七人参から発見されたノトジンセノシドや田七ケトンがそれです。

 

田七ケトンは、血管の中にたまった悪玉コレステロールを除去する働きがあると言われています。
それ以外にも止血作用もあって、血を止める傷口を塞ぐといった働きもあると言われてます。

 

 

高麗人参は一般的にはガン再発の予防効果が期待できますが、それは、体力・気力が低下して免疫力や新陳代謝が障害されている場合と考えておいた方がよいと思います。細胞の代謝を賦活する作用が強く、血管拡張作用や免疫増強作用があるので、炎症性疾患や熱がある状態では病気を増悪させる場合もあります。例えば、慢性関節リュウマチで関節の腫れや熱が強い時期には、人参は症状を悪化させることがあります。

 

元気が有り余っている人や高血圧や肥満のある人は、人参を単独で大量に摂取すると、むくみや興奮・不眠・のぼせ・顔面紅潮などのほか、湿疹、血圧上昇などの有害作用が見られることがあるので注意が必要です。

 


田七人参に含まれるサポニンは、体力を増強し、心筋の酸素代謝を改善するとともに、フラボノイド化合物は、冠状動脈を拡げ心筋の供血や血管の弾力性を高めることが確認されています。高麗人参と異なり、血圧の高い人も服用できるメリットがあります。

 

炎症をくいとめることは、肝炎を改善へ導くための重要なファクターです。 肝臓にはもともとつよい修復力がありますから、炎症の拡大をおさえて、一刻もはやく肝臓の機能を回復すれば、壊れた細胞をみずからの力で修復できます。 田七人参はウイルスを直接たたくわけではありませんが、肝臓を正常な状態にもどし、低下した機能を回復するための、重要な役割をはたしているわけです。

 

田七中の有機ゲルマニウムという成分に、体内のウイルスやがん細胞を排除するインターフェロンを誘発する力がある、といわれています。近年の研究により、田七人参の発がん予防作用や抗がん活性も報告されています。

page top